さて、『トレーディングに勝つための心得…』の第2回です。引き続きよろしくお願いします。
2.無駄に追いかけないこと
さて、こればどういったことを意味するのでしょう。利益のとらえ方です。利益を無駄に追いかけようとすると、これは以前『トレーディングに負ける人とは…』の解説の中の「3.勝とうとする気持ちが強すぎる人」や「2.負けを取り返そうとする人」の心理になってしまいます。つまりエントリーのときは10~20Pips取れたらイクジットしようとルール決めしてあるのに、状況が好転したので30~40Pipsまで到達しそうです、でも10~20Pipsぐらいはすぐに戻してしまうのでルール決めしてある通り、20Pipsを超えた時点で一旦イクジットすべきです。それでもなお、まだ伸び続けているというのなら、あらためて再度その時点でエントリーすればよいのです。また最初のLポジを持ち続けているときに急に下落したとき、損切りのタイミングを見失ってしまうことがよくあります。またはLポジでエントリーしたのに予想に反して下落し始めてしまったとき、いつかまた戻ってくることを期待してポジションを保持しているのは、予め決めておいたロスカット・ポイントを通過してしまったらルール違反にあたることを自覚してください。
また、レバレッジに関しても昨日勝ったので今日は10,000通貨でいくとか、昨日は負けてしまったので今日は1,000通貨でとか云うふうに日ごとにレバレッジをころころ変えるのも良くないです。それは大きなレバレッジのときに負けてしまうと損失が膨らんでしまうからです。レバレッジは基本的に資金の状況を見ながら1カ月単位で変更した方が良いです。
こうしてトレーディングを積み重ねていくと目標とした利益の100%は取れなかったとしても60%の利益を継続して取り続けることができれば、大きく負ける回数が少ないので利益を積み重ねていくことができるのです。
いっぽう、システムトレードで自動売買を行う場合は原則として運用開始前に予めロスカット・ポイントを設定しているはず(理想的には運用ユーザーがパラメーター設定できる方が良い)なので割愛します。
以上、『トレーディングに勝つための心得』の第2回の解説でした。最後まで読んで頂いてありがとうございます!
カテゴリ:マインドセットの方法 [コメント:0]
コメントフォーム