さて、『トレーディングに勝つための心得…』の第3回です。引き続きよろしくお願いします。
3.待つことができること
さて、こればどういったことを意味するのでしょう。『勝つための心得…』の前回までの復習のようになってしまいますが、「(予め自分で決めた)利益が出るポイントでエントリーする」ために、「待つことができる」ことが肝心です。ポジションが無いと不安なのでつい「どんなタイミングでもエントリー」してしまったり、「適当に勘でエントリー」してしまうことなく「待つことができる」ことが重要です。
また、「ルールに従い続けられる」例で上げたサインツールでも相場の状況によっては1週間に2,3回しか通知しない場合もあるので解説マニュアルやサインを通知するロジックを理解して、サインが表示されるまで待ちましょう。自分の判断で勝手にエントリーしたらそのツールを入手した意味がありません。
いっぽう、システムトレードで自動売買を行う場合はEAプログラムが自動的に判断してエントリーしてイクジットを繰り返すので運用するあなたが「待つ」ための精神的な抑圧に耐える必要はありませんが、重要な経済指標の発表や要人発言、自然災害、テロなどのファンダメンタルズの要因によって急激な価格変動が予想される場合は運用を停止してトレーディングを見送ることも「待つ」心得のひとつです。いくら自動売買といっても所詮ヒトが考え得る条件範囲で設計したプログラムなので、想定外の価格変動が発生した場合予期せぬトレーディングを実行するリスクは回避した方が賢明です。EAの参考値としては"最大ドローダウン"がそれにあたります。
以上、『トレーディングに勝つための心得』の第3回の解説でした。最後まで読んで頂いてありがとうございます!
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