さて、昨日『トレーディングのカギは心理である』ことを述べましたが、システムトレードに限らずトレーディング一般について言えることなので、今回から複数回にわたって解説していきましょう。今回はその第1回目です。
1.どんなタイミングでも常に参加しちゃう人
これはどんな人かというと利益を得るためには、どんなポイントでもいいから常に参加したがる人です。こういう人は相場の「上がるんじゃないか」とか「下がるんじゃないか」とかの勘でエントリー(入口)してしまうので、勝てるポイントで参加できればラッキーですが、負けてしまうポイントで参加した場合に、予めどこでイクジット(出口)するか決めてないので損切りのタイミングを見失ってしまうことが最大の問題点です。
損切りできずに負けを認められないと、どんどん損失が膨らんでしまい結果的に多くの勝ちでいくら利益を上げても、損切りできなかった損失が増えてしまうのでトータルとして負けてしまいます。
基本的にデイトレードでいったん意に反して相場が動いてもある程度の時間が経過すれば、また元に戻ってくる来るという特性がありますが、戻ってくるタイミングが1週間後だったり、1ヶ月後では何のためにデイトレードを始めたのか意味がなくなってしまいます。いずれにしてもどこまで損失が出たらトレードを止めるかという「損切り」(出口)のルールができてないと、あっという間に資金は失われてしまい、次回からエントリーできなくなってしまいます。
一方この点、システムトレードではEAがきっちり条件管理しているので、資金がなくなるまで損失が拡大していくということはありませんが、ナンピン・マーチンゲールのロジックを実装したEAでは安全に使用するためのルールとして『負けた場合の最大損失額が調整できる』EAを選択することが肝心となります。
以上、『トレーディングに負ける人とは』の第1回の解説でした。最後まで読んで頂いてありがとうございます!
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